自然のまま耕す

 自然のまま耕そうとしているのは、環境を自然な均衡のなかに置きたいと想うからです。かつては野菜も果樹も農薬等がなくても育ちました。もちろん虫に食われたりしましたが、虫も自分の食料を絶やしてしまったら自分も生きてゆけないので、ある程度は残したことでしょう。
 作物を作るということは、人が作為を加えているのですから、本当の自然ではありません。しかしかつての自給農業は、自然との交流の中で最も環境負荷のない、持続可能な作物作りをしていました。
 タケノコが出る頃サンショやミツバやウドが収穫でき、おいしい散らし寿司の材料がそろいます。
 梅の実が熟す時にはシソが大きくなって、梅干が作れます。秋の彼岸にはなぜかヒガンバナが咲いてきて、秋のさわやかな装いをしてくれます。冬には静かに内省の中に新しい姿を思い描くような剪定の作業が待っています。
 自然と共に人が生きてきたような、そんな安らぎの日々を願って耕している様子をご紹介しましょう。   

 
2002年12月10日 ヤマノイモ
2002年12月20日 初氷
2003年1月10日 自耕園の鳥たち
2003年3月19日 春の来るのが遅い
2003年4月1日 春が来た香り
2003年4月21日 春が来た
2003年5月10日 咲き競う花たち
2003年5月15日 育ってきたエンドウ
2003年5月25日 眠る花
2003年6月16日
2,005年12月1日
稔りはじめた果物
2003年7月10日 巣立たなかった鳥たち
2003年8月28日 勝手生えのカボチャ
20003年9月18日 すいふよう(酔芙蓉)
2003年9月25日 招かざる客
2003年12月20日 萱の木は残った?
2004年2月20日 シモバシラかユキヨセソウか
2004年4月15日 招かざる客のその後
2004年5月20日 ブランコ毛虫
2004年7月25日 昔の行事は旧暦が合う
2004年8月20日
2007年7月追加
カラスが愉快犯人なのか
2004年10月20日 コガタスズメバチの一生
2004年10月20日 白髪太郎
2005年12月5日 カラスウリ
2007年12月 庭に来たコゲラ
 2008年ーー2009年 里山や山野草に親しむ
2010年7月 モズの子育て
2011年7月 藤・桐一杯
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 今年もタイマツ草が咲いた。名張市は昔東大寺などの荘園だった。今でも奈良や京都の古い行事と繋がりがある。
 二月堂のお水取りのタイマツは、名張にある講から寄進される。それにちなんでこの花を名張で増やそうという熱心な方がいて、何かのつながりで庭の片隅に根付いている。
 暑くなる頃、咲いてくれる。