ブランコ毛虫
マイマイがの幼虫
 今年は害虫の発生が多いような気がする。庭のペカンの木は、どうも芽の伸びが悪いようだと思ってよく見ると、出てくるのから全部虫に食われてしまっている枝もある。
 あの硬いビワの葉さえ、葉脈を残して食われてしまって、ほつれた糸のようになっているのもある。
 庭を眺めていると、ペカンの木から次々にブランコ毛虫が降りてくる。ピンコピンコ体をくねらせたり、スゥーとエレベーターに乗ったように下がってきたり、風に揺られて大きく揺れながら、降りるでもなくあがるでもなくブランコをしているようなのもいる。
 どうも枝の先端まで葉を食べて、それ以上先がなくなったら降りてきたり、仲間と争ったり、鳥などが枝に止まった異常な振動を感じると、下がってきたりするらしい。
 見つけ次第つぶしていたが、限がないほど発生している。昼間は幹に降りてきて日陰などで目立たないで、夜を待つものが多いものだ。今年は日陰にもいるが、十分食べられなかったのか、日中も盛んに葉を食べている。
 ムクドリなども食べるようだが、サクランボの熟したときはそのほうが美味いらしい。
 例年はあまり気にならないのに、今年は大発生したらしく、至る所に見られる。もっと規模の大きな大発生もあるそうだから、被害は相当なのだろう。
 農薬を使用しない以上、均衡を保ってくれるのを待つより仕方がない。
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