稔りはじめた果物たち

    黄色のキイチゴ
 今年はたくさんのさばって実が着いた。すぐしなるので、鳥もホバリングできるヒヨドリのような種類しか実を取れない。

      ぐみ
 今年は花はたくさん咲いたのだが、ぽつぽつとしかならなかった。木は6,7本あるので、もっとなればぐみ酒などにできる。ところが最近は実のつき方が、以前と変わってしまった。
 昨年は一枝にだけ折れるほどなった。ほかはほとんどならなかった。ラジオの園芸相談では、木が年数を経ないと花が咲かない、別な種類がないと受粉しない、と言っていたが、当てはまらない。
 剪定したまっすぐな枝を杭代わりに支柱などにして刺しておくと、葉が出て生えつくことがある。今年もこれより小粒な種類が育ったので、枯れたライラックの代わりに植えた。

    ジュンベリー
 今年もたくさん紫色の実を着けた。なぜか今年はあまり鳥が取らない。これでも取っているほうなのだが、実の方が多いので、残ったのだろうか。
 粒が小さいので熟したものだけを集めるのがむずかしいが、手間を惜しまなければ独特なジャムになりそう。

         フサスグリ
 
今年もきれいな実をたくさん着けた。この実の色はイヤリングにしたらきれいだと思う。食べてもすっぱいので、眺めているほうが楽しい。ただ何本かは株から枯れてしまう。
 一度実が着いたのはあっさり切り捨てたほうがいいのだろうが、更新せずに残ってしまう場合が多いい。そんなのが枯れてしまうのだろうか。
 同じ村の仲間が集まったとき「昔紺屋にノノサンアヅキって呼んでいた実がなる木があっただろう」というとみな覚えているのだが、本当の名前を知らない。
 赤くなるのを待ちかねて取りにいったのだが、多分すぐりの仲間だったのではなかろうか。本当に遠いい昔のことである。

    ユスラウメ
 つややかで甘いのだが、赤も白も今年は少なかった。毎年たくさんなった赤がどうして少なくなったのかわからない。開花時の気候のせいなのだろうか。

       グーズベリー
  一粒ずつ茶色く熟していくので、気ままにつまんで食べている。こうして摘んで帰って写真にしてよく見たら、小さなナメクジがついていた。うっかり食べてしまいそう。 
   サルナシ
 2004年頃から、サルナシのなっていることに気がついた。相当早くから植えてあったのだが、行儀悪くのさばっていて、蔓の下に潜りこみにくい。
 秋末に下から見上げると、しなびたみすぼらしい実がいくつか有った。物の本には、この味が絶賛されている。恐る恐る実を食べてみると、なかなかふくよかな芳香と刺激性のある味がする。これがニュージーランドに渡ってキュウイに改良され、さらに品種が豊富になっている。
 たぶん葉が落ちた頃には、小鳥が食べてしまっていたのだろう。これからは気をつけて小鳥より先に頂く事にしよう。
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