春の来た香り

匂いの主役がすっかり代わってきました。
畑に行ってみるとチンチョウゲの強烈な香りがしています。
庭下駄を突っかけて穏やかな春の陽だまりに下りるとヒヤシンスの高貴な香りがします。
にぎやかに草むらの中で咲いているニオイスイセンを花瓶にさすと、
日本スイセンよりきつい個性的なにおいがします。


チンチョウゲ
 いつもより花つきがいいのだろうか。それとも木が育ってきたせいなのか。畑じゅうに自分の存在を誇示するような香りを漂わせている。木が地味な分、ニオイで自己主張しているのだろう。昨日はこの香りのあるうちに下肥を運んだ。花の香りのほうが強いくらい、バイオの消臭が効いている。
ヒヤシンス
 植えっぱなしにしてあるので、ピンクの株は立派に増えて見事に輝いているし、青紫も増えないが立派に花をつけた。黄色や白などは株の数は増えたが、花がみすぼらしい。この花の香りは、そこはかとなく控えめに存在を主張する。
ニオイスイセン
 二年くらい植えっぱなしなので、花が押し合うようににぎやかに咲いている。ラッパスイセンのように背を高くないので縮こまった感じがするが、日本スイセンより柔らかに香っている。
 パートナーはこれを花瓶に入れて便所に飾り、水洗トイレになったと喜んでいる。