春が来た本格的な春が自耕園にも来ました

 コゴミがどんどん顔を出してきました。山菜の中で一番手っ取り早く食べられて、癖のない歯ざわりの良いおいしさがあります。難点は旬が早く終わってしまうことです。 
 もっと永く採集できると重宝するのですが、美人薄命の例えがいいのかどうかは別として、今賞味できることが、春を満足させてくれます。
 ほんの短い間にたくさんの方に賞味してほしいのですが、この値打ちを知っている人は自分で取れる場所を確保しているようです。
 子供のころは身近にあったはずなのに食べなかったのはなぜなんだろう。但馬のほうも今は食べるようになったのかなぁ。
 ミツバも出てきましたこれはコゴミと違っていつまでも大きくならないで冬の間から、思わせぶりな姿を見せています。穂に種がついてかたくなって枯れるまで、気が向いたときに収穫できます。
 この軸が持っているほのかな香りは、何かに紛れ込まされていても、自分の存在を控えめに教えてくれます。
 何かてんぷらに適当なものはないかなぁとさがしていると、どこででも見つかります。熱心に草を引くほうでもないので、目に余る雑草は退治するものの、根元にある花や山菜は残しておきます。
 リュウノヒゲに混じって育っていますが、どちらもあえて絶やすほど嫌いでもないので残された結果、あちこちにはびこってきました。これでも育っていれば、地面が覆われて、ほかの雑草を邪魔してくれるのです。
 コンフリーも出てきました。一時はこれさえ食べていればがんが防げるようなもてはやされようでした。もう何十年も植えっぱなしです。
 特にうまいとも思いませんが、おつゆに入れても玉子焼きにはさんでもそれなりの菜っ葉の感触を出してくれます。

ほかにも実にたくさんの芽吹きがあり、春が来たのだと思わせてくれます