交流
 私たちがオアシスの近くで野営をすると、町の人や子どもたちが見物にやって来る。近くの小学校からも先生に連 れられた生徒たちが訪問して、交流班を中心に遊んだり、歌を歌ったりして楽しい時を過ごした。

 西域最大の都市ホータンでは、日本の援助で建てられたという和田市第一小学校を訪問して、授業風景を見学し たり、校庭で遊んだりした。隊員たちも、このときは子どもに帰って、おにごっこや縄跳びを楽しんでいた。旅の疲れ を忘れさせてくれるひとときだ。
 ウイグルの子どもたちは、きれいな衣装を着てダンスと歌で歓迎してくれた。ちょっと浦島太郎になった気分。

 ウイグルの人々にとって歌と踊りは生活の一部だ。何かあると、いや、何もなくてもすぐに踊りだす。ラクダ隊が通 るとき他の車を道の脇に止めてもらったりすることがあるのだが、そんなときでも、もう車から降りて踊ったりしてい る。
 だから子どもでも、もう踊りは一人前だ。話しかけるともじもじしてうつむいたりしていた子が、踊りを踊りだすと、も う、恥ずかしがったりはしない。堂々と、華やかに歌い踊る。
 
 帰国して、たまたま見ていたシルクロードの番組に、オアシスで会った子どもたちが出ていてびっくりした。
 私たちに見せてくれた踊りをテレビカメラの前でもみごとに踊っていた。
 もう、みんな大人になっているだろうが、きっと今でも踊りつづけていることだろう。
バスで野営地を訪れた小学生たち
ホータン小学校での交流
ホータン小学校の子どもたち
ウイグル民謡で踊り、歌ってくれた
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