術後2年半 03春   


2003年2月24日、MRIを受けた。
結果は異常なしだった。
Dr.がMRIの白く写っている部分を指し、ここが手術をした痕で、手術をすると、このように写ります

他の部分と違って膜?それとも骨?
何か分からないが、厚くなっている。

去年の写真と比較して特に変わったところはないので、再発していません



家から病院まで、電車を乗り継いで1時間半かけて通っている。
私の家が遠いので、Dr.は診察時間を遅めにしてくれるが、検査となるとそうはいかない。
          
早朝から動き回って疲れたからか、それとも造影剤の副作用なのか、受診の翌日は体に力が入らず、翌々日は、朝から頭痛がひどく、1時間遅れで仕事に行った。出かけたものの集中力はなく、仕事に身が入らないので、思いきって病院に電話をした。
     
      
そんな私にDr.の返事は肩こりでしょうとのこと。
深刻に訴えているのに、こんな返事では、はぐらかされた気もするが、Dr.の言葉には、なぜか安心してしまう単純な患者である。

           
次の日には頭痛も治ったが、どうも近頃体調がすぐれない。
一年中で2月は最も苦手な月だ。
今年も頭痛や膝痛のために暗い気分で過ごしている。私のモットーは笑顔と好奇心に満ちた暮らしをすること。でも2月は無理だ。


        
術後3年半  
04春



2004年1月5日、新年早々MRIの検査を受けた。
「再発してませんか?」と、しつこく尋ねたら

気になるところがあります
と言って白い部分を指した。

普通に見えているから、先生、大丈夫です!
と言うと

目のところではなくて、反対側の奥の方です

こんな所に長居は無用と、慌てて診察室から逃げ出した。
早い再発は腫瘍の悪性化も考えられるので嫌〜な気分になったが、再発と決まったわけでもないのに、あれこれ思い悩むのはどうかと思い、気にしないことにした。

  
   

        術後4年半 
’05春


2005年1月4日、今年もMRI検査を受けてきた。
もうMRIのベテランだ。特に異常はない。
年末に「冬ソナ」の完全版を見て夜更かししていたので、朝7時に家を出るのは大変だった。それをDr.に言うと、

私はぺという人とヨンさまの関係は?と尋ねて笑われてしまいました。あなたのご主人、「冬ソナ」見てましたか?

な〜んて話をして大笑い。Dr.も完璧な「おじさん」だ!!      
のどかな新春の診察室だった。