冬を越えて貯蔵できたサツマイモ
 今年はサツマイモを貯蔵して冬を越させることができた。毎年たくさん収穫するのだが、忙しいと物置で寒さに当て腐らしてしまう。
 ガレージの床に一畳位の芋穴が、作ったときから掘ってある。ここに籾殻を詰めた箱に入れて貯蔵するのだが、寒波が来たあとなど、取り出してみると腐っていることが多い。
 今年は部屋を改装する時にいらなくなった畳を、この穴の中に両脇と上において、さらに絨毯などで囲って、保温性を高めた。
 これまでだって中は湿度もあって保温できていたようだが、寒いときは蓋を通して冷えたのだろう。
 子供の頃は、食糧不足でサツマイモで飢えをしのいだ。そのせいかあまり食べたいと思わないが、時にはてんぷらや焼き芋でも美味しいと感じる。
 今は苗を買ってきて30本ほど植えるのだが、昔はこの冬越しさせた芋から、踏込みの温床で苗を取った。いかにいい苗を育て、多く収穫するかを、全国で競い合っていた。
 このような温床は、埼玉県小川町の有機農業家の金子さんのところで続けられていて、懐かしくもあり感心もした。
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