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目のみちしるべ 1997. 10. 1(秋号)

「眼の道標」Vol.4 No.3

巻頭言

今回はVol.4.のNo3.で間違いはないのですが、前回の夏号がNo3.となっており間違えておりました。
また秋号は10月1日ですのに1カ月以上おくれてしまいました。
今年の9月1日から保険の改定があり患者さんの負担が増えています。
薬剤投与に対する負担はかなりの受診抑制になると思われます。
医療に携わる人口は医療従事者だけではなく薬は勿論、周辺機器や給食関係者など多くの人々によって支えられています。
医療費抑制により失業者が出て社会不安につながらないとも限りません。
しかしながら必要な医療は増大してそのような事は無いのかも知れません。
眼科では通院日数が少ないので他科に比べると影響は僅かなようです。
いずれにしましてもそのような事は考えずに確かな診断と治療、そして思いやりをもって接しなければと考えています。

(福喜多 光一)

きずな1「絆1」 名張コンタクトレンズ

コンタクトレンズの価格については議論の多いところですが、 メーカー希望小売り価格には検査料が含まれているとされています。
日本眼科医会でもコンタクトレンズ対策委員会を設置して検討しています。
コンタクトレンズに関して公取委が勧告を出したことによりいろんな問題が出てきています。
そもそも視力矯正には眼鏡問題があり、そして屈折矯正手術がクローズアップされてきた現在、 どれが一番快適な視機能を得られるかを考えねばなりません。
それをアドバイスするのが眼科専門医ですが、 その人の立場に立っていろんな情報を与えて判断して貰うことが大切です。
コンタクトレンズについても勿論いろんな種類がありますので正しく選ぶことが大切です。
明らかな品質の差が価格に反映されるならよいのですが、・・・・。


(福喜多 光一)

きずな2「絆2」 メガネハウス ビッグアップル

寒さが体に応えるようになってきました。
これからの季節メガネをかけている方にとっては、暖房の効いた部屋から戸外に出たときや、 逆に外出先から暖かい部屋に入った瞬間にレンズが真っ白になってしまいますから困りものです。
これを防ぐにはくもり止めの液をレンズに塗ることで解決できるのですが、 どうもレンズに汚れが付着しているほど良くくもるように思えます。専用のメガネ拭きや、 ティッシュペーパー或いはセーム皮などできれいに汚れを落として下さい。
これだけでもくもった後の戻りが随分早くなります。
くもり止めの液はスプレータイプで中身は石鹸液のようなもので、塗った後は乾くと白くなります。
このままですと見にくいためティッシュペーパーなどで拭き取っていただければ結構です。
時々メガネ拭きの布で磨く方がおられますが、これではせっかく塗った液が取れてしまいますので効果がありません。
濡らさなければ一度塗れば4〜5日はもちます。
くもらないレンズが開発されれば良いのですが、残念ながら現在はまだのようです。

(笠嶋 正嗣)

きずな3「絆3」 わかくさ薬局

今回の話は糖尿病についてです。
 現在、わが国で糖尿病の治療を受けている患者さんは150万人を超え、 潜在患者を含めると600万人以上にのぼるといわれています。
この90%を占めるとみられるインスリン非依存性糖尿病は、肥満歴のある40歳以上の多く発症し、 食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足などによるインスリンの産生・作用の不足と、 末梢組織のインスリンに対する感受性の低下が、関連し合って起こると考えられています。
この患者さんの治療は、食事・運動療法のみが約50%、インスリン療法の対象となるのが10〜15%、 残りの35〜40%に経口糖尿病治療剤を使用しています。
この薬は、 血糖降下剤、 食後過血糖改善剤、  インスリン抵抗性改善剤の3種類に、大別することができます。治療においては、 正しい食事療法を2〜4週間行っても、血糖値が高い場合経口の薬物療法が検討されます。
糖尿病の恐ろしさは、血糖値のコントロールを怠ると、視覚障害や腎機能障害、神経障害など、 取り返しのつかない合併症が除々に進行することに尽きるでしょう。
定期通院が大切です。
 気軽に相談してください。

(西田 真康)

コンタクト・メガネ・クスリのご相談は

名張コンタクトレンズ・・・TEL:(0595)65-7211
メガネハウス B&A・・・TEL:(0595)65-0893
わかくさ薬局 ニシダ・・・TEL:(0595)65-0026


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