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目のみちしるべ 1995. 7. 1(夏号)

「眼の道標」Vol.2 No.2

巻頭言

遠視と老眼の違いはご存知でしょうか。
遠視は焦点が網膜の後ろにある目の前後の長さが短い人で比較的遠くも近くも見にくい目のことです。
老眼とは可齢変化による調節力の減退によるものということで、 遠くが良く見えている状態で近くを見ると見えにくいということです。
45才ぐらいになるとすべての人に老眼がきます。
近視の人で眼鏡をはずしてでないと近くが見えないとなると老眼になっています。
若い人では近視の眼鏡を掛けてでも近くが見えます。

(福喜多 光一)

きずな1「絆1」 名張コンタクトレンズ

コンタクトレンズの価格崩壊が問題となっていますが、これにはいろんな背景があります。
本来医療用具であるコンタクトレンズの広告規制が不十分なためでありますが、 各メ-カ-が納入価のみ提示し定価を決めないオ-プン価格とすることがひとつの解決法となるかもしれません。
目の中に入れる医療用具であるコンタクトレンズが眼科専門医によって処方され十分な説明指導を受けて トラブルのないようまたトラブルがあってもすぐ治療できるよう皆様の大事な目に 安全快適な視力を提供したいと考えています。
7月1日よりPL法(製造物責任法)が施行されます。 メ-カ-は取扱い説明書の充実で責任の回避を進めています。
カメラやビデオの取扱い説明書のように常に問題が有れば、また解らないことがあれば説明書を見るように指示してきます。
これはコンタクトレンズ使用者にとって今まで以上に使用についての注意が必要となります。
PL法は製造者のみならず使用者にとっても負担となるかもしれません。

(福喜多 光一)

きずな2「絆2」 メガネハウス ビッグアップル

「まぶしさと紫外線」

紫外線の強い季節になってきましたが、最近化粧品や洋服、 傘に至るまで紫外線(UV)カットの表示が目立つようになりました。
紫外線と言ってもすべてが悪影響を与えるわけではなく、 290〜315nm辺りの波長が水晶体に吸収され続けて白内障の原因のひとつになると言われています。
それではとすぐにサングラスを思い浮かべる方も多いはずですが、サングラスは人間の目に見える光(可視光線)を 制限するメガネであり、まぶしさを取り除くのが目的です。
ところが紫外線は目には見えなくてまぶしくも何とも感じません。
従って通常のサングラスやメガネでは十分とは言えなく、 効果を出すにはUV400加工されたものを利用することが大切です。
UV400加工とは400nm以下の紫外線をカットすることでこれによって紫外線を通さないレンズができます。
これは既に使用中のレンズには出来ませんがレンズを新しくされるときにお尋ねになってみてください。
比較的安価で加工することができます。
 
(笠嶋 正嗣)

きずな3「絆3」 わかくさ薬局

家庭常備薬について  〜保存方法など〜
ちょっとした切り傷や、応急手当のための薬が各家庭に常備されていると思います。
救急箱などを利用しひとまとめにして、いつでも取り出せる様にしておくとよいでしょう。
保存の際には直射日光を避けること、なるべく湿度の少ない涼しい所へ保存することが大切です。
小さな子供さんやお年寄りがいらっしゃるご家庭では簡単に手に届く所へは置かないように配慮してほしいものです。
ところで、薬は長い年月保存しておくと効力が低下する場合があります。
このことから最近は使用期限を表示した薬が増えてきました。
使用期限と言うのは未開封の状態で適切な保存条件を守った場合に、 効力を保証できる期限のことであり一度開封した薬は外観(色や形)が変わっていないかどうか十分確かめて使用して下さい。
少なくとも1年に一回はすべての常備薬を点検することをおすすめします。
薬は正しく保管し正しく使用してこそ効力が発揮されます。
救急箱¥3,000位〜 内容品についてはご相談ください。

(西田 真康)

コンタクト・メガネ・クスリのご相談は

名張コンタクトレンズ・・・TEL:(0595)65-7211
メガネハウス B&A・・・TEL:(0595)65-0893
わかくさ薬局 ニシダ・・・TEL:(0595)65-0026


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