目のみちしるべ 1994.7.1(夏号)
「眼の道標」Vol.1 No.2
巻頭言
今回は近視についてお話します。近視とは近くが見え遠くが見えにくい目のことで、 程度は様々ですが特に不自由はありません。
最近近視の手術が話題になっていますが、 眼鏡やコンタクトレンズで視力が出れば手術までする必要はないと私は考えています。
手術の適応は眼鏡、コンタクトレンズで視力のでない程度の強い近視、乱視、遠視の人と思います。
近視は何故起こるかはいろんな要素(遺伝、環境など)がありますが、 強度近視(悪性近視)にならぬようにしなければなりません。
それには正しい姿勢、適切な照明、 シャ-プな物を見ること、休憩をとること、
そして健康管理です。 望遠訓練や調節減少作用の薬物点眼療法も進行防止対策となるでしょう。
強度近視には目の病気が起こりやすくなりますので注意が必要です。
(福喜多 光一)
きずな1「絆1」 名張コンタクトレンズ
コンタクトレンズ装用時間
コンタクトレンズの種類は大きく分けてハ-ドレンズ(普通のハ-ド、酸素を通すレンズ)とソフトレンズです。一般的にはハ-ドレンズでは9-12時間まで(但し、初めての人は3時間から)
また、O2レンズとソフトレンズ(但し、初めての人は6時間から)で 12-15時間が理想的で眼鏡と併用することになります。
調子の悪いときは早めにはずしましょう。
レンズの種類を知っておき取扱いは正しく守りましょう。
調子が良くても定期検査は受けて下さい。
連続装用レンズでは必ず検査を受けることになっています
(福喜多 光一)
きずな2「絆2」 メガネハウス ビッグアップル
"エイジドアイサイト"
何だかご存知ですか。新しいアジサイの種類では無く、英語で老眼の事です。直訳すると「年を取った見え方」となりますが、率直に言って嫌な言葉の一つですね。
老眼は誰にもやってきます。40才を越える頃から少しずつ近くが見にくくなります。
これは水晶体の弾力性が小さくなって、ふくらみにくくなった為に起こるのですが、近視の人にも勿論あるのです。
近視の人は老眼鏡をかけなくても近くが見える為、老眼にならないと思っていらっしゃる方も少なくありませんが 、
メガネをかけて近くが見にくくなればそれはもう立派な老眼なのです。
残念ながら治療の薬は無く老眼鏡をかけていただくしかありません。
かける事にこだわりを持っていると近くを見る作業に際して頭痛や肩こりなどを訴える事もあります。
老眼鏡は大切なメガネですから正しい検眼が必要となりますが、先ず遠くが良く見える状態を測定し、
その上に近くを見る為の度数を追加する方法を取ります。
こうして作られた老眼鏡も2-3年の経過で次第に見にくくなってきます。
具体的には離したり小さな文字が読みにくくなったりなどです。
ですからメガネを購入される時も、3-4年でレンズを交換する事を考慮に
いれて選ばれるのがよろしいのではないでしょうか。
(笠嶋 正嗣)
きずな3「絆3」 わかくさ薬局
めぐすりあれこれQ&A NO1
Q.何種類かの目薬が出た場合、5分以上あけるように指示されますがどうしてですか?またうっかり忘れていて1時間位経過後に点眼してはいけませんか?
A.目薬は吸収されるまで正確には6分かかるからです。
また時間が経っていても思いだしたときには点眼して下さい。
時間が経ちすぎて効果が無くなることはありませんし、忘れたままにするより点眼することの方が大切です。
尚、時間指定されている時にはなるべくその時間に点眼して下さい。
Q.寝る前に目薬をさしてはいけませんか?
A.寝る前に点眼してはいけない目薬は、極く一部に限られています。
その目薬が出る時には申し上げます。
それ以外は気にされることはありません。
但し長期に続ける目薬(白内障)は、毎日寝る前に点眼しない方が無難です。
(西田 真康)
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