前院長からのご挨拶

院長　写真

　開院20周年の記念にホームページを開設して自分なりに今までのこと、これからのことをほんの少しではありますがまとめてみたいと考えました。
　魚釣りが趣味で自然が好きな自分にとって出来るだけ戸外でいることにしたいと思っています。しかしもちろん睡眠時間を差し引いても夜の時間がありますし、戸外はいつも良い天気ばかりとは限りません。最近ときどきインターネットを見るようになって検索することのメリットを享受しています。
　また、好きなことを書けばよいと言う気楽さや自由さがあり見られる事を意識しないでやってみようと考えました。だから今後更新の時期は何時になるかまったく不明ですし充実したホームページとはいきません。
　さて、どんな仕事でもそうですが、それぞれの職業により規律があります。医業については「日本医師会」の倫理綱領があり、昔からあるヒポクラテスの誓（一部私見を入れた）を掲載して挨拶とします。

福喜多　光一

ヒポクラテスの誓	私の誓
医業にたずさわることを許されたからには全生涯を人道のために捧げる。	医業のためではなく人道のため全生涯を捧げるのである。
恩師に対して尊敬と感謝を捧げる。	尊敬と感謝の他に、より偉大な恩師になってもらうために意見をも捧げる。
良心と威厳とをもって医を実践する。	良心と威厳と忍耐をもって医を実践する。
患者の健康と生命とが第1の関心事である。	健康と生命とリハビリテーションと医学向上。
患者の打ち明けるすべての秘密を厳守する。	秘密を厳守するとともに心配事の負担を軽くしてやる。
医業の名誉と尊い伝統とを保持する。	保持するだけではなく向上させる。
同僚は兄弟と見なす。	同僚は兄弟の如く真の同僚として互いを尊敬する。
人種、宗教、国籍、政党、政派及び社会的地位の如何によって患者を差別待遇しない。	患者の性別、年齢、性格、外見によっても差別しない。
人間の生命を受胎の始めから至上のものとして尊重する。	人間の生命のみならず細胞の一つ一つについて慎重なる態度で接する。
如何なる弾圧に遭うとも人道に反した目的のためにわが知識を悪用しない。	知識を悪用しないのは当然の事。今は知識を広めることに努力また努力。
以上は自由意志によりまた名誉にかけて厳に誓うものである。	自由意志により誓うものであり、名誉かけては誓わない。

医の倫理綱領

医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。
医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。
医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。
医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。
医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。
医師は医業にあたって営利を目的としない。