花の写真館 
      
  庭の片隅で咲いた花ですが、それぞれに存在感があり、気品が感じられます。




        サギ草         ジャーマンアイリス

                  アネモネブランダ          

          紫せんだい萩        みやまオダマキ
                              
           


★突発性難聴の日々

暢気で、気にはしていないが、耳鳴りや難聴と共に暮らしている。

耳鳴りは何かに集中すると忘れてしまうが、難聴のほうは厄介だ。

人の声が聞き取れない。
高くて小さい声や低くてこもった声は、お手上げだ。
聞き返すのが失礼?と思う時は、笑って誤魔化している。
多分、ばれてると思うが。

片耳が聞こえにくいと、音のする方向もつかめない。
どの電話が鳴っているのか、分からず、仕事場で電話が取れない。

内緒話もできなくなった!!
電車の中の会話も苦手。

会議の時は聞き取りやすい場所に座り、聞き取れなかったところは、隣の人のメモをこっそり覗いている。

談笑している時に、聞き取れなくて、一緒に笑えないこともある。
顔では、笑っているが、頭の中は何が可笑しいのか必死で考えている。漸く分かっても、出遅れているので笑えない。

コミュニケーションの多くは会話で成立している。
耳が不自由だと孤立しそう…


★病院選び
         
高度の医療技術と心のこもった看護で、評判の病院。
私はそこで手術を受けた。

大学病院で見放された悪性脳腫瘍の人が、この病院で手術を受けて、家事ができるまで回復し5年も過ごせたそうだ。

くも膜下出血で倒れて、緊急手術を受け、現在、後遺症もなく暮らしている人も知っている。


知人に、T病院は最後にかかる病院なのに、他のどこでセカンドオピニオンをもらうつもり?と聞かれ心が決まった。

また、手術前の説明で、Dr.の自信や熱意を感じ、この先生に是非、手術をお願いしたいと思った。
                    
客観性に乏しいが、自分の判断を信じ、Dr.を信頼して手術を受けることにした。

でも、後悔しないように、この病院に関する本は3冊程、読んだ。
早期発見は、予想外の病気が発見されておろおろする。
でも時間があるところがいい。

   
               
             


★病気の捉え方
          
術後、生活に支障が現れるような大きな合併症は、出なかった。
Dr.の上手な手術に、感謝している。

職場復帰をして、手術前より熱心に働いている。
生きていることが、ありがたく、仕事も楽しい。

2004年に転勤。
新しい職場では、私の病気のことは誰も知らない。
言わなくてもいいのに、私の方から脳腫瘍で手術を受けたと、しゃべっている。

私には、脳腫瘍患者に対する差別や偏見をなくしたいという思いがある。
脳腫瘍で手術を受けても、職場復帰はできる。
これを伝えるのが、私の仕事だ。

脳腫瘍と診断されても、力を落とさなくてもいいのだ!!