上三谷のお祭り
皆さんの地区では、どの様なお祭りが行われていますか?
今回は上三谷の秋のお祭りのユニークなお供え料理を紹介させていただきます。ホムスビノミコト
これは里芋(○形)と焼き豆腐( △ 形)味付けした海老を、長さ30cm程の竹串に刺したものです。
頭屋・相頭屋が前日にのっぺ・重箱に大根の茎漬け・供(※)と共に用意し、礼拝後各戸に配られます。御供物は他に、清酒・肴(鰯の焼き物2尾)・柿2個・他の果物・白米1升3合・野菜・乾物等で、酒・肴・茎漬け・のっぺ・柿は角膳にして参拝者が分け合っていただきます。★お供え物にはそれぞれどのような意味が
あるのでしょうか?★
豆はマメ(健康)に、果実は実を結ぶ、子宝に恵まれる、
等の解釈が予想されますが、さて柘榴(ざくろ)は‥‥‥
沢山の種子=子孫繁栄(??)いえいえ!その果皮と赤い実には生贄(いけにえ)の意味が‥‥
との説もあります。
これらの祭りの詳細は、『祭礼式萬記入帳』(明治38年9月収載)に記されています。
少なくとも百年もの間、このしきたりにのっとって受け継がれて
来た祭事なのですね。
村の貴重な宝物として伝承して行きたいものです…。