よべのつき  はねをなくしたてんぐ

    よべのつき  

    はねをなくしたまめてんぐ   

     

    実際、豆天狗は困っているのです。

    だって羽がとれちゃったんですもの。

    こんなこと紅天狗あたりにに知れたらきっと大笑いされるに決まっています。

    「お髭のこぼれた猫みたーい!」

    なんてね。しかもその羽がどこでとれたのかわからない。

    幸い今夜は新月、いつもつけている「鼻」もはずして、豆天狗は夜のお山に

    出かけました。

     

    天狗というのは立派なお髭、立派なお鼻と思うでしょう?

    そんな天狗さまもおいでですが、豆天狗やあの紅天狗なんて特に

    お鼻ぺっちゃんこなので、天狗の姿で出かけるときには面をかぶります。

    豆天狗はまだ小さいので、鼻だけをつけるのです。

    どうするかって?

    そのあたりの丸いもの、そう、今ならあおい柿の実なんかをくっつけて

    むにゅむにゅっと唱えれば、天狗のお鼻のできあがり。

    今夜の豆天狗はまるでヒトのコドモそのままの姿です。

    暗い暗い夜のお山いえいえ、光る苔やキノコ、夏には蛍、星明り、月明かり

    なかなかに賑やか。

    そんな中をたくさんのナニカが行き交います。

    本当は豆天狗は、こんな鼻もつけず羽も見せず(本当はなくしちゃったのですが)

    などという姿では誰にも会いたくなかったのですが、向こうから何かがやってきて

    しまいました。ふわふわやわらかなアリノミとトキジクです。


    どんな生き物も、それぞれ自分の色を持っています。
    残念ながらヒトの目にはそんなにたくさんの色が見分けられないので、この二匹も

    白いウサギにしか見えませんが、アリノミは淡い緑、トキジクは薄橙色。

    「どうしたの?豆天狗、そんな姿で」

    いつもなら嬉しそうに夜空をパタパタ飛び回っている豆天狗が、夜にトコトコ歩いて

    いるのですから、二匹が不思議がるのはもっともなこと。

    豆天狗がなんと答えようかと考えていると、突然二匹とも耳をピンと立てて何かを

    熱心に聞きはじめました。

    そして、

    「あっ、・・」

    アリノミが何か言おうとしたのを、トキジクがさえぎり、にっこりと手を振りました。

    「またね、豆天狗さん」

    「変なの」と思いながら、豆天狗はまた歩きだしました。

    どこへ行けば失せ物は見つかるのだろう、でもさがさなきゃ・・・

    うつむいて歩いていると、突然、目の前に何かが、蜘蛛の糸!

    このあたりの蜘蛛は糸天狗に糸の操りかたを習っています。

    糸天狗はなんでも糸で編んでしまう女天狗です。

    春の霞や秋の山の綾錦、ひょっとしたら鰯雲や台風の雲もあのくるくると

    動くやわらかな指で編んでいるのかもしれません。

    だから、この山の蜘蛛の巣は世界中のどこを探しても無いほど美しいのです。

    それを壊したのですから、蜘蛛たちはカンカン。

    どんどん糸を吐いて、豆天狗に投げかけてきます。

    「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

    払っても払ってもいやな匂いのネバネバが降ってきて、息が詰まりそうです。

    「たすけてー!」

    「あらあらあらあら、あなたたち、なんてつまらない糸なの。糸を紡ぐときは

    きれいなものを思って、楽しい歌をうたうようにっていっているでしょう?」

    舞い降りてきた糸天狗の言葉に蜘蛛たちはあわててまた虹色の糸を編み始め

    ました。

    糸天狗はねとねとでねばねばの豆天狗をやさしく見ると、

    「この子たちの糸にもうすぐ朝露がおりるわよ、朝の光に山がキラキラ

    輝いて、それはそれは美しいの。さあ、豆天狗、あなた、今夜はもうお帰り。

    そしてお風呂に入らなくてはね。」

     

    とぼとぼと家にたどりつき、ねばねばをきれいに落として、豆天狗は

    考えました。

    明日は町に行ってみよう。

    もしかしたらこの前、天神さんの大きな石に座ってお祭りを眺めていた

    時に落としたのかもしれない。

    もしかしたら縁日でアイスキャンデーを食べたときに、もしかしたらクジビキに

    夢中になっているときに、もしかしたら・・・・

    いろいろと考えながら、豆天狗はちょっと嬉しくなりました。

    明日は電車に乗ろう、と。

     

       

     

    天狗は昼間はヒトの姿で町にいることもあります。お金だってちゃんと持って

    いますよ。でも、豆天狗は電車に乗るのにお金を払ったことはありません。

    単線を行ったり来たりする小さな電車は昼間はほとんど乗客がおらず、

    車掌さんもいないのをいいことに、豆天狗は一番うしろに陣取り、好きなだけ

    外を眺めたり、乗ったり降りたり。

    駅もほとんどが無人駅ですから、切符なんて必要ありません。(本当はいけません)

    天神さんの駅には時折駅長さんが待っているのですが、そういうときは

    「天狗の隠れ蓑」でこっそり隠れてしまいます。

    本当は、豆天狗はまだ小さいので、一人わけもなく電車には乗ってはいけないと

    大きな天狗たちには言われているのですが。

     

    キョロキョロ確認、どうやら今日は駅長さんはお留守。

    たった一人の乗客の豆天狗が降りれば空っぽの電車を、駅のホームから見送ると

    トコトコ天神さんへの道を歩きはじめました。

    八百屋の店先ではトマトが昼寝をしています。

    薬屋のゾウさんは片足で立って退屈そう。

    金物屋の前で、小さな声に呼び止められました。

    「天狗殿、天狗殿ではござらぬか」

    誰だろう?

    そーっと見回すと、ブリキのバケツの横に大小並ぶ茶筒のひとつが

    こちらを見上げています。

    「そなた天狗殿でござろう、かようなところに何用じゃ、ふふむふ失せ物探しと見た」

    「わかるの?」

    「わかるも何も。探し物であろう?失せ物はここじゃ、開けてみよ」

    弐百参拾円と書かれた茶筒がそう言うと同時に、居並ぶ弐百円、

    参百弐十円、伍百円、大中小の茶筒が口々に叫び始めました。

    「あけろあけろ」

    「違う、こっちだ」

    「そこには無いぞ」

    「いやいや、拙者であると申すに」

    かちゃかちゃがちゃがちゃ・・・・

    その時、店の奥で銅鍋を叩いていた店主の声がしました。

    「いたずらは、やめんか」

    豆天狗はびっくり。今日はヒトの子供の姿ですから、

    「ナ、ナニモシテイマセン」

    小さな声でつぶやくと、店主はこちらも見ずにこう言いました。

    「茶筒銀之助に言うておるのだ。もう行け、ここにはお前の探し物は無いぞ」

    駆け出しながら豆天狗は思いました。

    あの店主は誰なのだろう・・・。

    お祭りの夜にはたくさんのお店が並んでいたあたりも今日はからっぽ。

    向かいではパン屋さんもお団子屋さんも忙しそうです。

    ぺこりと頭を下げて鳥居の中へ入り、この前座った大石の前に立つと

    どこからかたくさんの猫がやってきました。

    黒、茶虎、三毛、ぶち・・・その中でも白猫が二匹、鷹揚に石の上に座ったので、

    豆天狗は思い切ってきいてみました。

    「このあたりに、羽の落し物は無かったでしょうか」

    「そうですねぇ、ここにもう三年ほどおりますが、『はね』をお忘れの

    『天狗』もお忘れ物の『はね』もお目にかかったことがございませんねぇ。」

     

     

    青い目金の目の二匹が顔を見合わせ、丁寧かつ横柄にそう言うと猫たち

    はぞろぞろ消えてゆきました。

     

     

    目の中が・・・熱くて・・・それがこぼれないように鼻を空に向けて

    まっすぐ立っていました。

    口の中がやけに塩辛くて、空は海の底から見上げているようです。

     

    そう、落としたことにすら気づかなかったのですから。

    大切な大切なものなのに。

    きっとこれは、天狗失格ということなのだろうか。

    もうすぐ十二になるのに豆天狗のできることといったら空を飛ぶことと

    消えることだけなのですから。今はもう飛ぶこともできない。

    でも、天狗、やめたくないなぁ、

    禿天狗やテンツク天狗は言葉の風をあやつり、紅天狗は月光を読むのです。

    どの天狗も大切な仕事を持っています。

    羽が無くても何かできる?・・・ワカラナイ。

    泣いたことは数え切れないほどあるのに、こんなに体中が痛いのは初めてです。

     

    もう一度さがしてみよう。

    そうだ、さっきの茶筒も中を覗かせてもらおう。

     

    豆天狗は来た道を引き返しました。

    お団子屋さんもパン屋さんもまだまだ忙しそうです。

    金物屋の店先は茶筒やジョロやバケツたちが、つとめて静かに立っています。

    でも、さっき豆天狗に声をかけてきた茶筒だけが見当たりません。

    店をのぞくと、店主もこちらを見ています。

    「ア、   アノウ、茶筒ハ・・・」

    「茶筒銀之助のことか?あれはつい今しがた買われていったよ。ん、

    毎日ここを通って駅に向かう人にな。多分・・・まだ・・・」
    「ありがとうございます!!」

    豆天狗が転がるように飛び出していったのを、入れ替わりに入ってきた大きな

    茶虎の猫が大きく振り向いて見送りました。

     

    30分に一本の電車をヒトが一人、駅のベンチで待っていました。

    うとうとと居眠りをする脇の荷物の中に銀色の、茶筒銀之助です。

    豆天狗は眠っているヒトに気づかれないようにそっと話し掛けました。

    「銀之助・・さん・・ですね、さっきの天狗です。あなたの中を見せてもらいたくて

    来ました。」

    「むむ?、ややっ、これはこれは。しかし少々遅かりし。拙者これよりこちらの

    おかたのお屋敷にお仕えする身と相成り、つまりは今拙者は空っぽじゃ。」

    「さっきまで何が入ってたの?もしかして羽?」

    「そうかもしれぬ、しかし違ったかも知れぬ。何にせよ、貴殿の探し物と同じ物が

    入っておったのは間違いない。しかし、今の拙者は己が天職を知っておる。主は

    店の前を通る毎、わが姿をながめ、『よい茶筒よ』 と愛でて下された。これからは

    一命を懸けて主の玄米茶をお守りするのが拙者のつとめと。茶筒には茶筒の使命で

    ござる。この空っぽの中は新しき喜びに満ちあふれておるのだ。」

    「茶筒には茶筒の?」

    「左様。しかし時には『いちごきゃんでい』や『のりあられ』なるものを入れるも

    楽しいことやもしれぬがな。ほっほっほ・・」

     

    連結器を軋ませ電車が入ってくると、乗り込んだ豆天狗はひとり、一番後ろに

    座りました。

    少し考えたかったのと、そばに居ると銀之助がどんどん喋りそうだったので。

    「茶筒には茶筒の使命、では豆天狗には?」

     

     

    幾日も雨が続き、月の見えない夜を、豆天狗は一歩も外に出ることなく

    考え続けました。

    羽が無ければ天狗ではないのだろうか、どうして羽は突然消えてしまったのだろう。

    今までにも羽の消えた天狗はいたのだろうか。いや、そんな天狗になんて会ったことが

    無い。

    大きい天狗に相談してみようか、でも、「お前は天狗失格なんだ」と言われてしまう

    かもしれない。

    ようやく雨の上がった夜のこと。十四夜のやわらかな月明かりの中、窓を開けて

    まだ豆天狗が考え込んでいると、アリノミがぴょんぴょんとやってきました。

    「豆天狗さん、明日の十五夜は罰天狗さんのところに皆が集まるからあなたも

    おいでなさいって。」

    「でも、あの、その」

    「何があっても欠席は許しませんって。」

    「でも、でも」

    「つたえたよー。」

    アリノミはにこりと笑うとまたぴょんぴょんぴょーんと帰ってゆきました。

    明日には満ちる白い月に。

     

    仲秋のまるい大きな月が、山の端をほのと照らしています。

    豆天狗の一番好きな時刻です。いつもならさっそく空高く舞い上がって

    夕暮れを楽しむのですが、今の豆天狗はそういうわけにはいきません。

    この月が天心にかかるとき、罰天狗という名の大天狗のもとに皆が集まり、

    宴がはじまります。

    今日はきっと赤天狗もおみえでしょう。

    茶虎の猫をつれたセンセイと呼ばれる天狗や、いつもとても忙しい

    酔天狗・かっ天狗の兄妹も駆けつけることでしょう。もしかしたら海天狗も

    いらしているかもしれません。

    罰天狗を囲んで、女天狗も男天狗もそれぞれの色の衣をゆらして、笑い

    さざめいていることでしょう。

    大きな溜息をつきながら、豆天狗はとぼとぼと夜のお山を歩きはじめました。

     

    蜘蛛たちの編んだ、ヒトには見えにくくなるヴェールを張り巡らして、

    森の広場は楽しいざわめきでいっぱいです。

    大きな天狗たちは立派な翼が邪魔にならないようにたたんで、ワイワイ

    おしゃべりをしています。まんなかのひときわ大きな翼が大天狗、

    罰天狗です。

    隣では釣りのお好きな大天狗、菊天狗が昨日魚たちから聞いてきた歌を

    皆に聞かせています。

    罰天狗は豆天狗が立っているのに気づくとにこやかに手招きをしました。

    「ああ、豆天狗、待っていたよ。そんなすみっこにいないでこっちにおいで。

    ひさしぶりだね、何をしていたんだい?おやおやどうした?」

    罰天狗のあたたかな手が、豆天狗の手をつつみました。

    いつもやさしい罰天狗の前に立つと、もう我慢ができなくなり、豆天狗は

    泣き出してしまいました。

    「罰天狗さま、羽をなくしてしまいました。一生懸命探したのに

    見つけられないんです。羽なしに何か出来ますか?飛べなくても・・・・

    飛べなくても、何かできますか?」

    皆の話し声がやみました。

    ぽろぽろと涙をこぼす豆天狗をやさしく見ていた罰天狗は、豆天狗の髪を

    なでながら、紅天狗を呼びました。

    「あれをもっておいで」

    満面の笑顔の紅天狗はまず豆天狗の涙でぐちゃぐちゃの顔を拭いて

    「いっぱい、泣いたね。」

    と言いながら、よい香りの藍色の布をそっと掛けてくれました。

    やわらかくて、大きくて、その丈は豆天狗が頭からかぶっても足元に溜まるほど

    ゆったりとしているのです。豆天狗が動くとさやさやと、木の葉のさやぎのような、

    海の波のような音がします。

    いいえ、これは風の音、高天わたる雲の声。

    罰天狗の静かな声が響きます。

    「おまえは夕暮れの空が好きだから、紅天狗がその色をあつめて、糸天狗が糸にして

    編んだのだよ。豆天狗、羽があって空を飛ぶから天狗じゃあ無い。おまえがおまえで

    あることを知っていること、そして何を為せばよいのか知ることが大切だ。」

    うつむいたままの豆天狗に罰天狗は続けて問いました。

     

    「 おまえは、誰だい? 」

     

    「ワタシハダレ?」

     

    豆天狗はうつむいていた顔をあげ、きっぱりと答えました。

     

    「わたしは、・・・天狗です!」

     

    その言葉が終らないうちに、大きな布は豆天狗の全身を包み、藍色の繭のように

    すっぽりと覆い隠してしまいました。

    アオイウミ

    アオイソラ

    アオイカゼ

    ナゼダロウ、トテモ、アタタカイ

     

    海の浅瀬のような淡い光の中、突然豆天狗の背中が割れました。

    「痛イ! ・・・・・デモ、コワクナイ・・・」

     

    藍色の繭はますます輝きを増し、その光が天心の月と対になった時、

    背中に羽が生い始めました。それはみるみる広がって、やがて大きくしなやかな

    銀青色の翼となり、藍の衣をまとった新しい天狗を包んでいました。どこまでも、

    そう、月までだって翔けていけそうな強い翼です。

    そして、もう柿の実でお鼻を作ることもきっといりません。

     

    「うむ、ぴったりだ。そうだね、あなたも十二、もう豆天狗ではない。

    立派な天狗だ。そうだ、今日からは藍天狗と呼ぼう。 おめでとう。」

    罰天狗の言葉に居並ぶ皆はいっせいに「おめでとう」と声をかけ、

    藍天狗は最初は声も出なかったのですが、背中の今までとはくらべものに

    ならない立派な翼をそっと伸ばすと、小さな声で、

    「ありがとうございます。」

    と、微笑んだのでした。

     

    藍天狗がこころゆくまで新しい翼を楽しむのを見守ってから、罰天狗は口を開き

    ました。

    「さて、藍天狗。これからだが、糸天狗から一緒に夕空を編まないかという

    申し出があるのだよ。いかがかな?紅天狗も何やら用がありそうだが、

    さて、あなたは何がしたい?」

    糸天狗のお手伝いをして夕空を編む。なんてステキなお仕事でしょう。

    しかし藍天狗は、

    「ありがとうございます、でも、もう少しだけ考えさせてください。

    本当にわたしのしたいことは何なのか、もう少しだけ。」

     

    そう答えると、彼女は新しい翼を大きく広げ、満月に向かって初めての飛翔を

    こころみたのです。

    その胸の中は新しい今、そして明日への思いにはちきれそうでした。

    溺れそうな月光の中、藍天狗はつぶやきました。

    「からっぽなのに・・・いっぱい。茶筒銀之助さん、茶筒には茶筒の、

    わたしにはわたしの、ですね。」

     



    「うむ、似合う似合う。さすが糸天狗。あの翼の付け根の藍色がまことによし。

    藍天狗はさぞかしいい女天狗になることだろう。

    そして・・・えー・・このー、んー、鍋も、このへこみに、えもいえぬ味が

    ある、うんうん。」

    小ぶりの銅鍋の出来栄えを大きな茶虎の猫を連れた女天狗に自慢しながら、

    罰天狗は満足そうです。

    「そうだ、センセイ、私は藍天狗に大切なことを言い忘れておりましたぞ。」

    「まあ、なんでしょう罰天狗さま。」

    罰天狗はパチリと片目を閉じて見せると月に向かって呼びかけました。

     

    「おおーい、藍天狗、これからは、電車は、大人料金の切符を買って

    乗るのだぞー。」

     

    「あらあら、あはははは♪」

    皆と罰天狗の楽しそうな笑い声がお山に響きわたり、満月の宴の夜は
    ふけてゆきました。

     

     

     

    はねをなくしたまめてんぐ 了

     

     



    九月二十六日、本日 旧暦九月朔日です。

    月は日々齢を重ねつつ新しくなっています。

    毎日が新しい、

    今が一番経験豊か、でも今が一番幼い。

    どこから来てどこへ行くのかわかりませんが、

    今この星にゐてよかったと。

     

    天狗のお山はここです。インターネットという世界の中に確かにあって、

    でもどこにあるのかわからない空間。

    日々ご覧のかた、書き込みをなさるかた、皆様この山の(月にも)

    住人と思っております。
    お名前を使わせていただいた天狗さま、そして宴にご参加いただいた

    すべての天狗さま(なにがあっても欠席は許されませんので)

    ありがとうございます。

    そしてお騒がせしました。

    ああ、今年も、一ヶ月楽しかった♪

秋です
月の夜です
冷えていないですか