かのんのキョロキョロ日記
上野でござる三日間駆け回り編
2004.10.10・11・12
<< 最終日 >>
さて、いよいよ三日目。
子供達は学校へ、私は?もちろんまた上野へ!!! 本日は『芭蕉祭』です。
芭蕉祭
http://www.city.ueno.mie.jp/Contents/List.asp?CONTENTNO=1976
その芭蕉祭の関連行事である(財)芭蕉翁顕彰会の全国俳句大会に出席して
まいりました。だから、芭蕉祭のさまざまな行事は見ていないのです。
『全国俳句大会』上野フレックスホテル13:00〜16:00投句締切12:45
ということで、まずは投句に行きました、
そしてなにかやってないかなぁ・・・とお城へ。(歩くとちょっとあるのですが、まあ、
ぱたぱたと)
急いで歩いているとなにやらお味噌汁の良い匂い・・・でもこのあたりのお味噌では
ないような。その香りを一緒に嗅いでいるような、近寄っても逃げない大きな黒い
ものが一羽。
秋暑し伊賀の鴉の肝つ玉
裏口というか抜け道というものを通って『俳聖殿』に行けば、行事はひと段落したあと。
あーあ、
でもいつもは開いていない扉が開いているので、芭蕉像に献花して、中に入りました。
中は吹き抜けで、献詠俳句の額がかけられています。
俳聖殿 門
俳聖殿
中には芭蕉さん
献花して、中を拝見して・・・でも時間も無いことですし、また句会会場までぱたぱた
ぱた・・・
ああ、間に合いました。受付のお姉さんが心配していただいていました。
(「いってきます」してあったので)「句会」ですので、互選もありました、つまりは
私も選をする。 参加者117人、一人二句、目が廻りそうです。
我々が選句をしている間に、選者の俳人各氏は奥で同じ句を選句中。
五人の俳人が一人当たり特選を五句、入選を三十句選びます。
<<選者>>
森澄雄(「杉」主宰)
有馬朗人(「天為」主宰)
塩田薮柑子(「蟻乃塔」主宰)
和田悟朗(現代俳句協会副会長)
竹下陶子(伝統俳句協会)
私の句は
秋の蚊を連れ出す芭蕉生家かな (和田悟朗・特選/有馬朗人・入選)
翁の忌しのゝめ美しき在所かな (森澄雄・入選)
以上二句でした。
この句会以前に、俳聖殿にてあったセレモニーの中にはあらかじめ公募、選がなされた
献詠俳句の表彰もあり、(毎年出しそびれます、七月末締め切りのようです、今年も出せ
ませんでした。)句会にはその受賞者の皆さまもご参加です。私の隣の席にいらした
かたが今回伊賀地区にて一人の特選入賞者で、いろいろお話を聞かせていただきました。
三日間、俳諧漬け。何が楽しかったって、やはり、自分の好きなものを同じように
好きだというかたがたとお会いできて、お話したり笑いあえたことが一番だと思います。
今回もたくさんのたくさんのことを教えていただきました。
中学生の息子と、勉強しようかなぁ、英語。
佳音の三日間駆け足キョロキョロ日記でした。
2004.10.13 Photo / 文 / 句: 坂石佳音