お買い物バス

 

 青山地区は伊賀市の中でも最も高齢化が進んでいます。

 そうしたことから、お年寄りの皆さんから「1人で買い物や病院に行くのが

難しい、家族や親戚のお世話になっている」「今は運転できるが将来が不安」

といった声がよく聞かれます。

 そこで、当法人をはじめ、青山地区の自治協議会や福祉関係団体で構成する

「高齢者日常生活支援サービス運営協議会」は、高齢者向け「お買い物無料送

迎バス」 の運行を計画し、スーパー(Aコープ青山)の協力をいただいて、

平成24年より運行しています。

 このバス運行がお年寄りの皆さんの地域における生活のしずらさを少

しでも解消することを目的としていますが、それに加え、お年寄りの皆さん

の交流が進み、地域における支え合いにはずみがつけば幸いです。

平成27年10月1日より桐ヶ丘地区に乗り入れ

 ≪2015年10月4日 朝日新聞 伊賀版より≫

 伊賀市の旧青山町地域で運行されている「お買い物送迎無料バス」が1日から、桐ヶ丘地区に

乗り入れを始めた。出発式が青山福祉センター前(阿保)であり、新たに車両1台と運転手を出す

社会福祉法人青山福祉会や、桐ヶ丘地区住民自治協議会の役員らがテープカットをして祝った。

 「お買い物無料バス」は、買い物弱者にとも言われるお年寄りの移動手段を確保しようと、関係

団体が協議会を通って2012年4月から運行している。山間部の集落と店や病院を結ぶルート

にワゴン車(運転手を含めて9人乗り)を定時で往復させる。昨年度は延べ2033人が利用した。

 市社会福祉協議会(社協)青山支所と青山福祉会がデイサービスの送迎に使っている車両を使う。

これまでは両団体が各1台を出して運行していたが、桐ヶ丘ルートの追加のため、青山福祉会が

車両を2台に増やし、3台態勢になった。

 これまでは高尾地区や上津地区などの路線バスの無いルートが主で、1980年代に開発された団地

の桐ヶ丘地区は、対象外だった。しかし、NPOが会員向けに有料で走らせていたバスが2年前に廃止

となり、住民から「お買い物バス」の乗り入れを望む声が上がっていた。地区住民自治協の阿部修会長

(66)は、「交通手段の無い高齢者は困っていたので期待している」と話した。

 桐ヶ丘ルートの運行は毎週火・金曜(年末年始と祝日は休み)。午前10時50分から11時すぎにかけて

団地内を回り、近鉄青山町駅やAコープなどに行く。帰りは午後1時台に走る。

 問い合わせは市社協青山支所(0595・52・2999)へ  ≪朝日新聞デジタルの記事へ≫