小説のコーナー

       

 大学に入るまで、ほとんど本を読んだことがなかった私が大学に入ってから、沢山読むようになりました。その今まで読んだ中から、本を紹介します。

 

 夏目漱石

 

題名 お勧め度  コメント
『坊っちゃん』 読みやすさ ★★★★★

おもしろさ ☆☆☆☆

 夏目漱石の初期の作品。読みやすくて二日くらいで、一気に読んでしまいました。親譲(おやゆず)りの

無鉄砲(むてっぽう)で小供の時から損ばかりしている。坊ちゃんが教師になって奮闘します。

『草枕』 読みやすさ ★★★  

心地よさ ☆☆☆☆

 「智に働けば角が立つ、情に棹されば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」

「紹介文を読んで、読みたくなった本ランキング」では第3位になるくらいです。「知」一辺倒だと角が立つし、

「情」一辺倒だと流されてしまう。

 「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、

画が出来る」   そんな画書きのお話です。

『三四郎』 読みやすさ ★★★★ 

おもしろさ ☆☆☆☆

 漱石は『三四郎』の予告で「三四郎が新しい空気に触れる。さうして同輩だの先輩だの若い女だのに接

触して色々に動いて来る。手間は此空気のうちに是等の人間を放す丈である。あとは人間が勝手に泳い

で、自ら波瀾が出来るだらうと思ふ。」と紹介しています。「貴方は余つ程度胸がない方ですね」と

「Stray sheep」の言葉は三四郎に大きな衝撃を与える。ちょっと共感... 

 

 海外文学

『異邦人』

 アルベール・カミュ

読みやすさ ★★  

シュールさ ☆☆☆☆☆ 

 「今日ママンが死んだ」  母をなくしたムルソーは、ある日、銃で人を撃ってしまいます。

その理由が「太陽がまぶしかったから」 ここからもシュールさが理解できるでしょう。

そして、裁判が進んでいきます。まさに、フランス文学。

『変身』

 フランツ・カフカ

読みやすさ ★★★

おもしろさ ☆☆☆☆

 「ある朝、グレゴール・ザムザがなにか気掛かりな夢から眼をさますと、自分が寝床の中で一匹

の巨大な毒虫に変わっているのを発見した」 それ以降、家族の反応が...。

 読む前はもっと虫になって大暴れする話だと思ってました。ドイツ文学

『老人と海』

 アーネスト・

    ヘミングウェイ

読みやすさ ★★★★

男らしさ ☆☆☆☆

 老人がカジキマグロと格闘します。そして、さらに、大きな敵が。

ノーベル賞をとって、作品自体いい雰囲気をだしてて好きですが、ヨーロッパ文学や日本文学に比べて、

アメリカ文学の軽さがあります。

『クリスマスキャロル』

 ディケンズ

読みやすさ ★★★

おもしろさ ☆

 クリスマスの時期に買って読んだんだけど、あんまりおもしろくなかった。
『ジーキル博士とハイド氏』

 スティーブンスン

 

読みやすさ ★★★

おもしろさ ☆☆

 人間には善の一面と悪の面を持っていると思います。その両方を持っているからこそ、人間だと。

それが、分離できる薬ができたら、欲しい!!はずがなく、そんな薬いらないなぁ。そんな怪奇小説。

 

続きは次回。