イチジクは熟すと早く傷んでしまう。おまけに一日で熟するから、イチジクと言うのだそうだ。 木で完熟すると鳥や虫がだめにしてしまうので、6月ごろ収穫する夏実は袋を掛ける。9月ごろ熟す秋実は多くて小さいので、袋をかけない。 その結果熟し始めると大量に収穫することになる。これまでは皆まで収穫できないし、ほしいだけ食べて後はほっていた。 それがなかなか美味しく調理してもらえるようになって、今年は鳥の取り分が少なくなった。 |
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左の写真は、熟し始めたところで、それを収穫したのがその上の写真である。 イチジクはほとんどカミキリムシにやられて主幹は枯れてしまうが、根元からヒコバエも旺盛に出てくる。枯れても枯れてもそのヒコバエを移植するとそこで2年もすれば実を付ける。 結果的には同じ種類が増えたことになるのだが、大木にならずにあちこちに実をつけることになった。 下は小粒だが大変甘い種類だ。一つ一つ採って食べるのは梅よりちさいので邪魔くさい。よく乾燥して売られている。 |
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もちろん果物ナイフを持っていって熟したイチジクを皮をむいて、その場で食べるのも美味しいものだ。 あめ色に熟したものは独特の甘さがある。右上はその甘さを生かしてシロップで煮たもの、真ん中はゼラチンで固めたのでババロア、下は少し砂糖を加えたジャムである。 このジャムをヨーグルトやバナナに添えると、また格別な味になる。腸のためにもイチジクはよいものである。 |