『榠櫨ジャム』
「これなーんだ」
「???? カリンやな。喉にええねん。焼酎に漬けるんか?はちみつ?水飴?」
「二つは水飴に漬けたから、ひとつ、ジャムにするわ。」
まずは榠櫨(カリン)を入手しましょう。
たまーーーーーーーに店に並んでいることもあるそうです。
カリン
砂糖(カリン1個につき) 100グラム
水
レモン汁 少々
カリンはよく洗ってください。
ものすごく硬いので、まずは天地を削いで座りを良くしてから気合で縦四つ割りにし、
種を削ぎます。
五ミリ厚にスライスし、ホウロウ鍋か土鍋に入れ、水をひたひたにします。
強火で沸騰したら一度火からおろし、湯を捨てます。(アクを除くため)
新たにひたひたに水を差し、強火、沸騰したら弱火にし、30分煮ます。
実が煮えてずくずくしてきたら、
実を捨てます。(煮汁が必要です、絶対捨てないでください。)
煮汁に砂糖(カリン一個につき100グラム)を加え、弱火で30分煮ます。
煮詰まって、黄色の煮汁が夕焼け色に変わったら、レモン汁を加えて
できあがり。
ジャムはいつもそうですが、出来上がりのあつあつはさらっとしています。
榠櫨ジャムは果肉が入っていないので尚のことで、シロップのようですが、
冷えると徐々にとろみがつき、冷蔵庫に入れるとゼリー状になります。
もっととろみの欲しい方はペクチンを使用してください。
(ペクチンは製菓用品売り場にあります。)
熱いうちに消毒した瓶に詰めてできあがり。
「どない?」
「うん、これはくすりと思わんでもおいしいわ。」
「(^.^)v」
『かのんのれしぴっぴ』
― 榠櫨ジャム ―
完成♪
Kanon