かのんのキョロキョロ日記

                『 眠る盃Cannon句? 編 』


                 



    まず、私はCannonではなくKanonでございます。
    そして本日主役は、私が当日の句会にて極太の赤い糸のご縁により賜った
    この盃です。(ありがたいことに好成績の賞品♪)


                  


    月例句会が果てて、二次会。
    いただきものの盃の箱を開ければ、これが飲み干さなくては置くことも出来ない二品!

      「酒を乾さなければ、下に置けない盃で攻め盃の一種です。
       当地では、そらきゅうと呼ばれています。
       盃を差されたら、きゅっと一気に飲み干してお楽しみください。
                          (苗代川焼 薩摩焼 荒木陶窯)」
    ゔ・・・・。

    私はあるときからお酒が美味しくなくなって、美味しくない者がのむほど
    もったいないことは無いので、今はほとんどいただきません。
    (宴席は大好きです、のんでものまなくても状態は同じですし。)
    でーもー、今日はいただいちゃおう♪

    いっただっきまーす♪♪♪


      梅万朶攻め盃のかたぶけば   佳音


    本日句会の席題は『梅』でございましたので。
    そして忘れないでねよ、『盃』よ♪

      バレンタインチョコ一の愛一つ    蛸

      春立つや小さき『盃』攻めあぐる      草

      酔ひ心持逆月(サカヅキ)見えて冴え返る      尤

      酒好き(サカズキ)やいきなり襲ふカノン砲     梅


    ははははは、
    みなさま、まだまだ飲めるでしょう? 盃に穴があろうが無かろうが。
    中身が熱かろうが冷たかろうが。クスクス
    えー? 駄目だ? のめない? なんですってー?


      嘘吐(つ)きにはいさやうなら風は春   佳音


    遠いところに住まう私は残念ながら長居出来ません。
    皆さまより一足も二足も先に出たとはいえ世の中は夜。
    夜の大阪を離れながら。


      マルビルのだんまりとゐる春の雲   佳音

      花守に早や暮れかかる日差しかな    〃 (これは夕刻に大阪城をながめて)

      花蠢く上戸百人揃へよと        〃


    春がやって来ていますね、もうそこまで。

    さーて、帰宅した私は・・・


      春の闇ゆらめかせ入る湯殿かな   佳音


    はい、まことに心地よく、うふふふふ。

    かのんのキョロキョロ日記でした。


                 

             かのんのキョロキョロ日記 2004.2.10  某二月句会




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