かのんのキョロキョロ日記
伊賀ホトトギス吟行会
2003.4.14
本日、吟行句会でした。
お名前を出すことをお許しいただいたので、ご紹介させていただきます。
『芭蕉伊賀』(主宰:藤井充子氏)の「伊賀ホトトギス吟行会」です。
今回の吟行地が我が家からごくごく近い場所であったため、
同会の会員である私の句友に
「いらっしゃいな」
とさそっていただきました。
伊賀(青山町)の大村神社は地震の神様。
東の鹿島神宮(茨城県)、西の大村神社とJRが安全祈願に
やってくるというお宮さんだそうです。
日本三大奇鐘『虫喰鐘』や鮮やかな色彩の『宝殿』(重要文化財指定)
地下深くの鯰を押さえているという『要石』など、興味深いスポットです。
藤井充子氏の師である伊藤柏翠氏の句碑、
(『地を鎮め国を鎮めの花の石』)もあり、俳句一色の今日でした。
句会は大村神社社務所にて行われました。
壁には昭和58年に今日のように句会が開かれた折の伊藤柏翠氏の選
の句の額。
本日総勢37人。36人のベテランの皆様の末席、37番目に
ものすごい違和感の新米一匹。
10句投句ということで、ひーひー言いつつ、楽しい時間をすごしました。
句会は、いい!!(成績?聞かないでください。)
藤井充子さまに御挨拶申し上げる折、会員ではないのに
(私は○○の会員ですので)よろしかったのでしょうか?
と問えば、
「俳句が好きなら、それがいいのよ。(^.^)」
と微笑んでいただきました。
うん、俳句は、いい!!
互選で開いていただいた句
春の雨影ゆれやまず手水鉢 坂石佳音
菜の花やいまだ熟寝の伊賀の月
〃
騒客に朝寝かなはぬ鯰かな
〃
皆様、お騒がせしました、ごめんなさい。
そしてありがとうございました。
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ということでした。
ああ、楽しかった♪
かのんのキョロキョロ日記でした。
2003.4.14 Photo / 文 / 句: 坂石佳音
<追記>
『俳句朝日』2004年7月号、「俳句は下手でかまわない・・のか?」という
特集の中に、「俳縁・俳句は授かるもの」のタイトルで藤井充子氏の文章が
あります。
美しく厳しい自然に身を置き、ただ一心に多くを詠み多くを捨てる。
「俳句は下手でかまわない。俳句は授かるものである」
この一文を敬愛の心にてここに引用、追記させていただきます。(2004.9.30)