２４人

大人：子供＝11：13

やっほやっほの１３にん

毎年七月「海の日」近辺の恒例行事、我が家のガレージおよび我が家から徒歩三十秒の

友人さっちゃん宅を開放しての大遊び。『○ケ丘美人妻の会バーベキュー』です。

なんで美人妻の会って？そりゃ、妻たちが美人ということです。ふふふふ

ご近所でいつも寄りあう母子共に仲良しの幾人がある日ある時いつものように寄り集まって

お茶を飲みつつ、「眉毛をいつもどうしているか」という話になり、「抜く」という

話にやってみたいとの声続出。じゃあ、とその場で次々抜いて、ついでだから

みんな並んでお顔のマッサージをしたり・・・色々描いてみたり・・・・・。

「いやあ、こんなきれいになってどないしょ」

「ええやん、もともとびじんづまやしぃ」

「ほんまやなぁ、わははははははははは」

というわけで、それ以来集まる時は『美人妻の会』。

日々元気に楽しく遊んでいます。

妻が元気に遊んでいたら夫達もまざりたくなったらしく、（なぜか夫らの中でもこの名称は

「おもろいやんけ」と定着。ん？オモロイ？？？）「俺らもまぜろ」との要望有り。

妻たちは仲良しでも夫はいかがなもんかいなぁ？と思っていたら、

第一回夫つき（！）美人妻の会から皆意気投合。

仕事もバラバラ、お酒を飲む人飲まない人ほどほどなのですが

（妻はある日お酒が美味しくなくなってやめた佳音以外みな飲む）

昼間から始めて、夜がふけて日付が変わってもしゃべっている♪

そして必ず「次はいつやねん？」

子供たちは大から極小までごちゃまぜでその日は延々遊びます。

今年は大がわが息子で中学生、極小が幼稚園年中さん５歳の幅で１３人。（男：女＝９：４）

美人妻は６人、夫組は残念ながらひとりお仕事で欠席の５人、合計２４人の

第３回バーベキューでした。

蚊遣香びよんと分かつ渦ふたつ　　佳音

買物係は朝から買い出し、それぞれ持って来るものは（椅子やテーブルやお料理や食材や）

打ち合わせ済み、開始は夕刻なのですが午後になると大人も子供もそわそわばたばた。

待ちきれない子供たちは隣の空き地に集合してのぞいてみたり、「まだだよ」と笑われたり

どの椅子に誰が座るかケンカしたり、「どこでもええんや」と叱られたり。

やがて、設営が終わり、火付け役佳音の楽しい時間になります。

炭を組んで、そーっと火をつけて、風を送ったり止めたりしながら炭を積み、炭を積み、火を養う・・・

横にさつま芋を置いてみたり、誰にも手出しさせずの炎独り占め。（ジャマする人は私に叱られます）

その隣で他の妻たちがホットプレートで焼きそばを作ったり、それをパンにはさんだり。

子らの飲み物を準備するのも１３人ともなると大変ですが、

子供たちは呼ばれるまでガレージに入れない約束なので遠くからのぞき見。

夫組もそろそろ集まって、さあさ、奥へ奥へと詰め込まれます。

（彼らはこれからずーっと外に出ることなくお喋りです）

炎帝と膝突き合はす真昼かな　　佳音

まずは子供たちのおなかを満腹にしてから・・・と思うのですが、今日はなんといっても

さっちゃんち大開放、子供たちだけで夜まで遊ぶというわけで、そこそこ食べたら

ごちそうさまー♪　と皆どんどん消えていきます。

お兄ちゃんたちがいなくなったら小さい子たちも座っていられない。

大きい子が小さい子の面倒を見て・・・・小さい子は大きい子に甘えて

泣いたり「○○ちゃんがいじわるやねん・・・」と告げ口に来たり、

でもさびしくなって戻ったり、誰かが迎えに来たり、わいわいがやがやわーいです。

そして１１人のおとなの時間。とはいえ、大人もわいわい♪

お肉ありますか？　お芋が焼けていまーす。焼茄子も食べますかー？

はーい♪♪♪

ぱつくりとおゐどのはぜて焼茄子　　佳音

焼鮎のぴきと折れたる真白かな　　佳音

お肉焼きます、貝も焼きます、野菜も焼きます、持ち寄りの肴、サラダはテーブルの上、

飲み物は大きな氷が浮いた水たっぷりのクーラーボックスに。パンもおにぎりも網の上にのせようか

イカ焼き（卵焼きです写真右端の鉄板）も焼いちゃうよ♪

でも何よりもおしゃべりがおいしい、炭の匂いが赤さが嬉しい。

>ﾟ)))彡

日暮れて夜、子供たちは戻ってきて花火。嵐のように腹ごしらえをしてまた子供たちの世界へ。

大人は子供のする花火を見て（今年は火は子供の最年長者二名が管理した）また乾杯。

１１＋１３人の宴は日付が変わるまで続いたのでした。

子のひとりふたり沈みし夏布団　　佳音

気がつけば・・・・わ、大変、こんな時刻！！　

迅速かつ静かに片付けをして、眠っていた子も手をひかれて、

またね、またね、おやすみなさい。

星涼し二十と四人手を振れば　　佳音

ああ、夏がきたね。

さて、次はいつにしようか。

Photo: kanon and Sachiko
2005　.JUL....Kanon