あのね、きのうね

    2004.5.22

     

    昨日は一日出かけていた私、帰宅は深夜でした。

    帰ってみたら、あれ?鳥がいる。

    まだ雛だ。

     

     

    釣り人(夫で)と娘が釣りをしていたら、ふらふらぽちゃんと水に

    つかっていたらしく、野鳥は野の鳥だからさわってはいけない、と

    言ってあるのですがなんだかそのままには出来なかったようで、小さな

    ダンボールの中にふわふわといました。

    何も食べさせていないというし・・・でもとりあえず、と携帯紙懐炉

    にガーゼをかぶせ、箱の中へ。 おやすみ、ごめんね。

     

    今朝、起きたら子供達は「ピー介」と呼んでおおさわぎ。

    じいちゃんに教わったと、勇んで虫取りに出て行きました。

    私の父はこの家の自然関連担当。

     

    じいちゃんにまずきいてみるあきのむし   さかいしひでこ

     

    なのです。

    私はその間友人に相談メールをしたり、インターネットで色々調べたり。

    でもどこを見ても『野鳥は保護しない』『もとに戻すほうがいい』とあり、

    人間が触っても母鳥はその子を見捨てたりしない、というので、かえす

    ことにしました。

    子供達の収獲(なんだか蜘蛛ばかりでしたが)をピンセットで口元へ

    ・・・ぱく!

    もうひとつ・・・・もうひとつ・・・・

    結局十数匹の小さな虫がこの小さな鳥のおなかに入り、泣きべその娘は

    兄貴と二人でまた昨日の水辺にてくてく出かけていったのでした。

    友人よりいただいた参考写真によるとアレは『エナガ』の雛だった

    ようです。

     

    おかあさんが、待ってるよ。

     

     

     

     

    2004.5.23 坂石佳音