☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
お客さんじゃなかった
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
薫
私が入院していたときは、とてもあっさりしていた薫。
退院してしばらくも、そうでした。
ところが、水疱瘡の嵐が過ぎ去り、お正月が終わったあたりから
様子が変わってきたのです。
もともと離乳がとても遅かったので、
おっぱいにはかなり執着していた彼ですが、
もう、私にペトペトにくっついてくるのです。
夜泣きもするし、すっかり「あかちゃんがえり」です。
どうも、亮が、いままでの「おなかのあかちゃん」だということに
気がついたらしくて…。
「おなかのあかちゃん、亮になったの?」と、ポツリ。
これからも、亮がずーっと一緒にいるんだということを、
やっと理解した薫でした。
そう、亮は、お客さんじゃなくて、家族なんだよ…。
それからは、私が亮をだっこしていると、だまぁってすりよって来たりします。
来年は君も幼稚園だから、こんなにだっこできるのも今のうちよね。
そう思うと、またかわいい……。
亮にいじわるしないだけでも、良しとしよう。
実はゆいは、ずっと「女の子の方がいい」って言ってたんです。
だから、男の子が生まれたらどうなるだろう…って心配してたのですが、
全くの杞憂でした。
学校から帰ったら、真っ先に亮の顔を見に来るあたり、
やっぱり、もうお姉ちゃん。
でも、「リボンつけたら、女の子みたい〜。」
…ほんとに、しないでね。
|